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工学を学び,工学を超える

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学科の概要
定員210名 生命・物質化学分野,ソフトマテリアル分野,環境セラミックス分野

GUM06_PH09021.jpg高校の化学をさらに深く学んでいき,さらに生物や物理の学びを加えていった学科です。名古屋大学工学部の化学・生物工学科と同じ内容の学科だと思うかもしれませんが,あえて学科名称に工学を付けていない点からもわかるように色彩の異なる学科になっています。基本となる化学・生物分野(生命・物質化学分野)に強いことは当然ですが,高分子(ソフトマテリアル分野)やセラミックス(環境セラミックス分野)などの高機能性新素材開発にも強いことが特色です。

LinkIcon生命・応用化学科公式HP

学科の特色

GUM06_CG01001.jpg名古屋市立大学薬学部と「薬工連携」を行っていますので,薬学や医学分野にも強いという特色もあります。工学部以外の学部出身の教員(理学部,薬学部が中心です)が多く,純粋な工学部では行えないような様々な研究にもチャレンジしています。1年生の時には,化学系の基礎となる科目が置かれていますが,2年生になるときに3つの分野に分かれるので,2年次以降はそれぞれの分野の特性を生かした専門科目が多くなっていきます。また,女子学生の比率も3割程度と建築・デザインについで高くなっています。

生命・物質化学分野:高校の化学全般を扱っていく分野ですが,高校の生物の分野の一部(分子生物学・・ってわかりますかね・・)を取り入れています。この学科の母体となる分野です。理学部的な雰囲気を持っている所でもあります。
ソフトマテリアル分野:ソフトマテリアル(やわらかい材料?)って,と思うでしょうね。要するに高分子化合物を中心に研究をしています。糖やタンパク質も高分子化合物ですから,もちろん研究対象です。何にしても有機化学が基本となります。
環境セラミックス分野:こちらは言うなればハードマテリアルです。セラミックスは聞いたことがあると思います。(化学の教科書にも出ていますよ!) ソフトマテリアルが有機化学主体であるのに対して,こちらは無機化学が主体となっています。人工骨などの生体系もあります。

主な就職先

IMG_1810.JPG化学メーカーばかりではありません。化学系は,様々な素材を開発していますから,自動車関係など幅広い就職先になっています。(もちろん,トヨタ自動車やデンソーに入社する数は,電気・機械工学科にかなうはずはないですがね・・) 医薬品や化粧品にも就職しているのですが,勤務先が関東か関西になることが多いので,学科の内容にしては少し少なめかなと思っています。(是非,東海地区以外にも就職して欲しいです!)

【化学材料系】 日本触媒,日立化成,関西ペイント,日本特殊陶業,JSR など
【医療・化粧品・食品】 花王,竹本油脂,ライオン,ホーユー,メナード など
【機械・電気電子系】 トヨタ自動車,トヨタ紡織,セイコーエプソン,中部電力,デンソー など

















IMG_1567.JPGIMG_1567.JPGすごい名工大